折り紙らしいということ

折り紙とは思えない、折り紙らしい・・・などと作品を評されている記事を時々目にします。

折り紙らしいとは一般的にどのような作品を云うのだろう?

僕の勝手な想像で述べさせてもらうなら、前川淳さんのあの素晴らしい「悪魔」は折り紙らしい作品のような気がします。かたや、エリック=ジョワゼル氏の初期の作品「黒人」「男の裸像」などは折り紙らしくない傑作だと思うのです。平面に畳めるかどうか、作品の構造を示す折り筋が見て取れるか、などが判断の基準となっているのかなあ、なんて思ったりします。

そうすると、僕の今までの創作物はどうなんだろう。自分では、どちらかというと折り紙っぽいと思っています。ただし「獄卒のハンコック親子」を除いてですが。

獄卒のハンコック親子は結構気に入っているのですが、あれを折り紙と呼ぶにはやはり抵抗があります。設計図も折り図も作れないですし。しかし、作ってみて分かったのですが、制作に時間がかからないという利点があるのです。これは重要です。一般に折り紙は正方形1枚で超複雑作品を作ろうと思うと、非常に時間がかかります。比較的簡単な構造の僕の作品群でさえ3か月スパンで考えています。普段、スーパーコンプレックス作品を発表している作家の方でも、依頼を受けて作成されるときは、複数枚を使用した作品を用意されることが多いように見受けられます。それだけ構造を決定するのが困難なのが折り紙なのです。

今、新たな作品を模索中なのですが、それは「群像」です。兵士がこちらに進行しているところを作りたいと考えています。それには少なくとも10体以上の個性のある人物が必要です。またポーズ、装束などにも差をつけたいと思っています。それぞれの個体の大きさは40cmぐらいを考えています。イメージは十字軍兵士とバイキングを混ぜたような感じ。

大まかには獄卒の形式に兜、盾、武器などは折り紙の手法を用いることになりそうです。これで制作時間は大幅に短縮できると思います。たぶんちょっと折り紙っぽくなるかな、なんて思っています。

僕は、イラストを描くように折り紙作品を作りたいと考えています。そのためには制作のスピードが重要な要素であるとも思っています。しかし、どこかで折り紙らしさを含んだものにしたいのです。

 

 

 

 

CD,レコードジャケット

なんか折り紙に関係ないことばかり書いていますが、ご容赦ください。

僕は洋楽フリークなんですが、そのジャケットイラストの世界にほれ込んだものを紹介いたします。

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デビッド=グリスマンのモンドマンド・・・アメリカのカントリーミュージックに近いブルーグラスというジャンルのレコードジャケットです。幻想的な細密な色鉛筆画です。

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ケイト=ブッシュの魔物語・・・イギリスが生んだとてもエキセントリックなシンガーのダークなアルバムジャケット。曲の内容もダーク。

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ハートのバッドアニマルズ・・・プロモーションビデオではジャケットの壁画調のモンスターが動きます。ネイティブアメリカンの壁画のようなイラストが素敵です。

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マイケミカルロマンスのザ、ブラックパレード・・・なんかこういうイラストに心惹かれます。

直接、折り紙には関係ありませんが自分の中で影響を受けていると感じます。そのイラストの中の物語というか世界観を感じます。

自分の作品でもこんな世界が作りたいと思うのです。