群像作品の難しさ

パーンの親子(ラフィニールとダンニール)を制作して、デジカメで撮影したときに、二体が一緒に会話している情景も作りたいと思いました。

向かい合わせたり、子の背中に父が声をかけている体にしてみたり・・・しかし、上手く行きませんでした。どうやっても二体がそぐわないというか、情景にならないので、結局あきらめてしまいました。

結果、二体の情景を表すには、最初から二体一組の情景を考えて作らなければならないことに気づきました。当たり前だろ!って言われそうですが、僕を含めて多くの折り紙創作家の方が、単独個体を作品としています。動物の群れなどの作品は多数ありますが、人物の複数表現は非常に少ないと思います。エリック=ジョワゼルさんのオーケストラの作品群などは、素晴らしい人物の複数表現ですが、互いに関係を持った情景ではありません。

そう考えると、二人以上の人物の情景を表現するのは絵画的、コミック的な場面の構成力が必要になってきます。単体表現に慣れた僕には非常に困難な作業です。

マッケニアの構想の中で、「出陣する王の兵たち」を考えています。装束は古代、中世ヨーロッパの雰囲気を持たせたいと考えていますが、画面で多数に見せるためには最低10体の兵士が必要になってきます。出陣する兵士の一瞬を切り取ったスナップ写真のような感じにしたいと考えています。ただいま資料収集中です。

 

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