僕の大好きな折り紙作品③

もう、何年前だったか忘れてしまったが、TVを見ていて北條高史さんの「暫」を知りました。折り紙作品はある程度ディフォルメや省略が成されていて人物像を見ても、題材が一目で何か分かるかというと・・・そうとは限らない。

しかしながら「暫」は・・・僕は歌舞伎に興味があったのですぐわかりました。そして正方形一枚であることに非常に驚くと同時に間違いなく最高峰の折り紙作品だと思いました。

北條氏のウェブサイトには多くの人物像の作品が綺羅星のように展示されています。さまざま拝見する中で、「暫」や「十二神将のシリーズ」のような顔まで折り込んである作品群と「ガブリエル三作」、「イカロス」などの顔が折られていない作品群があることに気づきました。

ご本人に「全く違う!」といわれるかもしれませんが、僕は顔のない作品こそが北條氏の真髄であるような気がします。「弓を引く天使」「ガブリエル三作」はその中で最も気になる作品群です。まるで結晶のような、その瞬間を切り取ったような雰囲気、大胆なエッジの効いたデザインでありながら、熱さ温かさを感じます。また、全く手技の痕跡を感じさせない卓越した作品であるとも思うのです

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