今後の方針

いまロボットの連作を作っています。

その後は・・・・フードの人物の連作「グリムリーパー」「クリムゾンキング」「黄衣の王」「フランチェスコ修道士」など

「ドラゴンと女魔導士」、「スケアクロウ(バットマンとは関係なし)」 などなど・・・・・

作りたいものが次から次に出てきて、何から取り掛かるかはわかりません。

 

10月14日の書き込み

このブログの5月12日の記事でティーバッグ折り紙のNOCCHOさんの作品について述べました。

その際、NOCCHOさんの作品集が出ないかなあ・・・なんて書いたのですが、ついに出るのです!

山口真さんとの共著でPHP研究所から10月19日頃に書店に並ぶそうです(25作品掲載、1296円)

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氏の作風、方針は僕とは表面的のは全く違うように見えますが、共感を覚えることが多くあります。

また、懇意にもさせていただいていますのでとてもうれしいです。

もう 楽しみで、楽しみで・・・・

・・・・・という書き込みをしたのですが、ここに迷惑メールがたくさん来るので 削除いたします。

「ご紹介頂きまして大変恐縮です。ありがとうございます!
こういう形で自分自身の作品が発表される日が来るとは・・・。
実際に製本されたものを手にすると,嬉しいものですね。」というコメントをNOCCHOさんさんより頂きました。

本は発売3日後に購入しました。

とても楽しい作品ばかりです。

穢れし者どもについて

作品を作りたかったか、文章を作りたかったかというと・・・・どちらかというと、実は文章です。

随分、長い文章になってしまいました。完全なオリジナルな話ではなく、ラブクラフト的にするため、設定やキャラクターはクトゥルフ神話群からの借り物です。僕なりのスピンオフをしたかったのです。文体も大仰な時代がかった読みづらい感じにしたつもりですが、どうだったでしょうか?

黒いねじくれた異形の生き物は まあまあうまくできたかな・・・なんて手前味噌に思ったりしています。

作品の仕上げは結構苦労しました。タールでおおわれたようなツヤを出したかったのでラッカースプレーで塗装することは決めていたのですが、そのままで吹き付けると紙の毛羽が目立ってしまいツヤが出ませんでした。また足がふにゃふにゃで立たすことも出来ません。そこでまず、木工用ボンドとアクリルガッシュの黒を混ぜ、同量の水で溶いたものをまんべんなく塗り付けて、乾燥させました。それからスプレー塗装したのです。いい感じにぬらぬらてかてかになりました。

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自分の居場所

ジャコメッティの彫刻。ピカソ、ダリの絵画。エッシャーの版画。さまざまなコミック作家。

創作を行う人の作品は、それを見ればその人の作品だとわかります。

先日、参加した折紙探偵団静岡コンベンションで拝見したべス=ジョンソン氏の作品も然り。強烈な個性で圧倒されました

自分のオリジナリティを追及し、作風というものの確立が自分の居場所を作ることになると思います。

第8回折り紙探偵団静岡コンベンションに参加しました

11/22(土)~11/23(日)の日程で静岡市清水区三保で開催された第8回静岡コンベンションに行ってまいりました。

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僕も自作の「6人の傭兵」「パーンの少年」持参し、展示させていただきました。「6人の傭兵」近日公開いたします

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今回のコンベンションには海外よりべス=ジョンソンさんがゲストとして参加されており、氏の作品の完成度、制作の姿勢に感銘を受けました。素晴らしい作品ばかりです。

写真の青いクラゲ(三体のクラゲと木の台の一部)は、傘の部分がテッセレーションの技法を、隣のフクロウは目の部分がスパイラル構造になっています。

こんな造形はなかなか思いつかないし、実行しようとも思わないでしょう。しかしそれが氏の作品の洗練された雰囲気のもとであると思います。創作の過程で最初にデッサンされるとのことでした。

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まだまだあったのですが、写真がピンボケで・・・・   詳しくは氏のウェブサイトをご覧ください。 お名前とORIGAMIで検索すれば出ています。また、最後の写真のドングリはユーチューブで折り方が公開されています。

さまざまな作家の方と作品制作についてお話しすることができました。自分の作品についてもさまざまな助言もいただきました。とても実りある体験でした。

 

僕の大好きな折り紙作品⑤

北條高史さんの仏像2012年版「如如トシテ来リシ者」

1996年に発表された「仏像」の改良版として創作された作品ですが、前作も凄いのですが・・・なんというか前作は仏陀を形作った彫刻を作品としたもの、2012年版は仏陀という仏そのものを形作ったという感じを受けました。 いまにも動き出しそうな印象を受けます。台座の蓮の花びらさえユラユラと天空の薫風に揺らぎそうです。

その印象の源となっているのは、氏が改良された写実性の効果であろうと思います。

この作品を、じっくり見ると 顔の両側に細かい折り筋が幾重にもあります。如来とは悟りを開き、衆々をいつ何時でも救済することのできる存在です。釈迦は如来ですが、菩薩だった時期もありました(入滅以前の釈迦を釈迦菩薩として像を作ったりされたことがあります)。また記憶が定かではないのですが、顔が割れて中から仏の性が生まれる瞬間を写し取った仏像があったように思います。

氏の「如如トシテ来リシ者」はまさにその瞬間を写し取ったものではないか? あの顔の折り筋は如来への変化を表現したものではないか?

・・・・・・なんて考えたりしてしまいます。

すとんと蓮台に鎮座し、ほっそりとした仏のたたずまいは、悟りを開き煩悩の消えた真の姿の表現を目指されたのかもしれません。

僕は飛鳥寺の面長痩身の仏像を、想像しました。

この作品は折り紙による表現の一つの到達点であろうと僕は思います。

とにかく、すごい! 北條さん凄いです!

 

僕の大好きな折り紙作品④

兵士の群像制作は、順調に推移していま~す。

 

久しぶりに、僕の大好きな折り紙作品について自分勝手に語りたいと思います。

今回は、松井英里香さんの「映画女優」(折り紙探偵団マガジン136号表紙の作品、日本折り紙学会HPで確認できます)

この作品を初めて見た時、大げさではなく度肝を抜かれました。いや~参った・・・・・

幼少より折り紙を趣味として、創作をしている人の作品は見ればわかります。そこにはさまざまな基本形の複合があり、じっくり観察すると何となく作品の大まかな構造が見て取れるからです。

しかし、松井さんの映画女優をはじめとする作品群は、それがわかりませんでした。

それは、氏が芸術に造詣が深く、また良い意味で「折り紙の世界」に影響をあまり受けていないからではないかと思います

僕は「映画女優」という作品を見たとき、その題を見ずに「あっ、銀幕の女優みたいだ」と感じたのです。

しかも僕には、特定の女優のイメージががありました。それはマレーネ=デートリッヒというドイツ出身の映画女優。

氏に直接伺ったところ、特定の女優をモデルにはしてはいないとのことでしたが、僕にはまさにその強烈な印象があったのです。

氏の映画女優という作品にはキュビスム的な、デ=キリコ的な、あるいはプロレタリアアート的な、ファッションデザイナーの描いたラフスケッチのような雰囲気を感じます。

顔の造作も無く、衣装と体躯の区切りも判然とはしませんが、全体像としてまさに美しい映画女優を思い起こさせる素晴らしい作品であると思います。魅力あるカタマリとでもいいましょうか・・・(ロダンのバルザックなんかも魅力あるカタマリかな)

僕には絶対にできない,また大多数の折り紙創作家にも思いつくことができない作風を氏は手に入れられたのだと思います。

魅力的なカタマリ・・・この表現は、北條高史さんとのメールの中で、北條さんが創作表現の方法として書かれたものです。素敵な言葉なので気に入っています。

 

兵士・・・ボディ試作

前回、兵士の群像を作るという書き込みをしました。

その核になるボディの試作を行いました

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頭と腕は折り紙の手法を使用しています。

頭が大きすぎること、体が細すぎること、全体が小さいことを改良すればよくなりそうです。

 

折り紙らしいということ

折り紙とは思えない、折り紙らしい・・・などと作品を評されている記事を時々目にします。

折り紙らしいとは一般的にどのような作品を云うのだろう?

僕の勝手な想像で述べさせてもらうなら、前川淳さんのあの素晴らしい「悪魔」は折り紙らしい作品のような気がします。かたや、エリック=ジョワゼル氏の初期の作品「黒人」「男の裸像」などは折り紙らしくない傑作だと思うのです。平面に畳めるかどうか、作品の構造を示す折り筋が見て取れるか、などが判断の基準となっているのかなあ、なんて思ったりします。

そうすると、僕の今までの創作物はどうなんだろう。自分では、どちらかというと折り紙っぽいと思っています。ただし「獄卒のハンコック親子」を除いてですが。

獄卒のハンコック親子は結構気に入っているのですが、あれを折り紙と呼ぶにはやはり抵抗があります。設計図も折り図も作れないですし。しかし、作ってみて分かったのですが、制作に時間がかからないという利点があるのです。これは重要です。一般に折り紙は正方形1枚で超複雑作品を作ろうと思うと、非常に時間がかかります。比較的簡単な構造の僕の作品群でさえ3か月スパンで考えています。普段、スーパーコンプレックス作品を発表している作家の方でも、依頼を受けて作成されるときは、複数枚を使用した作品を用意されることが多いように見受けられます。それだけ構造を決定するのが困難なのが折り紙なのです。

今、新たな作品を模索中なのですが、それは「群像」です。兵士がこちらに進行しているところを作りたいと考えています。それには少なくとも10体以上の個性のある人物が必要です。またポーズ、装束などにも差をつけたいと思っています。それぞれの個体の大きさは40cmぐらいを考えています。イメージは十字軍兵士とバイキングを混ぜたような感じ。

大まかには獄卒の形式に兜、盾、武器などは折り紙の手法を用いることになりそうです。これで制作時間は大幅に短縮できると思います。たぶんちょっと折り紙っぽくなるかな、なんて思っています。

僕は、イラストを描くように折り紙作品を作りたいと考えています。そのためには制作のスピードが重要な要素であるとも思っています。しかし、どこかで折り紙らしさを含んだものにしたいのです。